11月 21, 2011 at 11:14 am

はじめに
フリーランスでやっていくとなれば無料素材やオープンソースプロジェクトのお世話になることが多々あると思います。
しかし無料だからと言って全ての権利を自由に行使できる訳ではありません。
それぞれの制作物はライセンスという概念で保護されている場合があるからです。
仕事上のトラブルを避けるためにもライセンスのことを学習し、許された範囲での使用を心がけるようにしましょう。
今回の記事では現在主流だと思われる3つのライセンスについてまとめてみました。
各ライセンスの紹介
GPL (GNU General Public License)
フリーソフトウェア財団(Free Software Foundation)によって公開され、その管理が行われているフリーソフトウェアライセンスです。
以下のような特徴を持っています。
- ソフトウェアの実行、複製、改変、再頒布を認める
- 改変したものを頒布する場合は必ず GPL を適用しなければならなく、ソースコードの開示が原則となる
- ソースコードの取り扱いに関して上記の行為を認めるがソースコードの著作権は放棄しない
2. の制約は「コピーレフト(Copyleft)」という考え方です。
これからもオープンソースソフトウェアを利用される方であれば度々意識することになると思われます。
なお、改変したソフトウェアを頒布しないのであればソースコードの開示は必要ありません。
MIT ライセンス (MIT Lisence)
X11 ライセンス、X ライセンスと表記されることもあります。
このライセンスの内容は以下のようになっています。
- 著作権表示および本許諾表示を制作物の重要な部分に記載しなければならない
- ソフトウェアを無制限に使用して良い(商用利用も可能)が、著作権者はソフトウェアに関して責任を負わない
上記の通り、MIT ライセンスはかなり制限のゆるいライセンスになっています。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス (Creative Commons Lisence)
ウェブ上の出版物の創造、流通、検索の便宜をはかる非営利団体クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons)によって定義されるライセンス。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスには「表示」「非営利」「改変禁止」「継承」という4つのオプションがあり、作者はその中から条件を組み合わせて採用することができます。
ユーザーは作者が決めた条件に従うことになります。
4オプションの簡単なまとめは以下の通り(参考リンク: クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは – クリエイティブ・コモンズ・ジャパン http://creativecommons.jp/licenses/)。
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表示(Attribution, BY
作品のクレジットを表示すること |
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非営利(Noncommercial, NC)
営利目的での利用をしないこと |
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改変禁止(No Derivative Works, ND)
元の作品を改変しないこと |
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継承(Share Alike, SA)
元の作品と同じ組み合わせのCCライセンスで公開すること |
ただし、2つ簡単なルールがあって
- 「改変禁止(No Derivative Works, ND)」と「継承(Share Alike, SA)」は同時に採用できない
- 「表示(Attribution, BY)」は必ず採用しなければならない
と定められているので注意が必要です。
最後に
今回紹介したライセンスから更に派生したものや、元々のモデルとなったものもあります。
それらの紹介はまた次の機会にまとめさせていただく予定です。
明確な定義をきちんと理解するには大変難しい内容となるため、少しずつ学習していきましょう。
このエントリーが皆様の勉強の足がかりになれば幸いです。