【2015年版】WEBマーケ担当が知っておくべき業界トレンド5選

2015年のマーケティングプランの準備は万全だろうか。

準備ができている方も、まだ計画中の方も、これを機に一度振り返ってみてほしい。あなたのマーケテイング戦略は、去年のものと同じものになっていないだろうか。

マーケターたちは、常に最新の情報やトレンドに目を光らせておくべきである。しかし多くの場合、新しくプランを構築するより、過去の実績ある戦略を起用するほうが簡単だ。

そこで私はテクノロジーやマーケティングの傾向について多くの資料を読み、マーケティング担当者が、数年後を見据えた戦略立案予算管理を考える上で役立つ、今年の業界傾向をまとめてみた。

2015年のマーケティングと広告の世界を、大きく変えるような傾向の中から厳選し、5つ紹介する。


「2015年に来る」マーケティングトレンド5選

1. コンテンツマーケティング対策として大手企業がメディアを買収

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今や、コンテンツマーケティングで力を持つことが、企業と消費者を繋ぐ鍵であることは明白だ。では、それは2015年のマーケティングにおいてどのような意味を持つのだろうか。大手企業はどんな布陣で、消費者を惹きつけるためのコンテンツをつくっていくのか。

Content Marketing Institute 創設者である Joe Pulizzi氏はこんなことを言っている。

大手は自分で労力を費やすことを避け、コンテンツマーケティングを専門とする企業を買収していく可能性がある。2015年は、顧客獲得を目指して根気強くやっていくよりも、金を存分に使い、効率を優先させるのではないだろうか。

また Contently 編集長である Joe Lazauskas氏もこれに賛同している。

大手代理店は大規模な買収を行うだろう。コンテンツマーケティング市場で優位に立つ技術と才能が無ければ、事業が落ち込んでしまうことをどこも重々承知している。


2. 成功しているYouTuberなど、影響力のある個人との提携が進む

Digital creativity

2015年は、動画マーケティング市場が大きく発展すると予測されている。

Joe Lazauskas氏は、このように予測する。

各社ブランドはついにYouTubeを主要ネットワークとして採用するだろう。若年層の心を掴むには、YouTubeクリエイターと手を組み、視聴者にインパクトを与えられるようなコンテンツを発信しなければならない。YouTubeでの動画マーケティングは明らかに有効な戦略であり、利用しない手だてはない。

そのようなトレンドがあることは知っておくべきだが、何よりもここで注目すべきは、このようなパートナーシップに未開拓な可能性が数多く秘められているという事実である。

例えば、Bethany Mota氏は、昨年Dancing with the Starsというテレビ番組のファイナリストとして一躍有名になり、その後「Aeropostale」というファッションブランドとのタイアップし、自らのファッションブランドを発売した。
また、炭酸飲料「Dr.Pepper」は、Michelle Phan氏とパートナーシップ提携し、コマーシャルを制作した。
同じくYouTubeクリエイターとして活躍するZoella氏は、小説家としての処女作で過去最高の売り上げを記録した。YouTubeクリエイター(YouTuber)がいかに注目されている存在かが伺える。

このようにYouTuberとして名が売れると、企業の目にとまり、業務提携が増えていく。

2014年は、ファッション・ライフスタイル・旅行等の高級志向の限られたコンテンツにおいて、影響力のあるInstagram(インスタグラム)のユーザーと手を組むケースが多かった。影響力のあるユーザーに、商品の写真(また関連の写真)をブランド名と共に投稿してもらう、または彼らのフィードを数日間借りて投稿することに対して、企業が報酬を支払う。
消費者として、私はこういうスタイルの広告は好きだ。自分が気に入って登録した質の高い情報を受け取る事には変わりがなく、たまたまそれに企業ブランドが関わっているだけだからだ。大抵、影響力の高いユーザーは自分のスタイルに合う企業としか提携しないため、それをフォローしている私も、広告をみて実際の商品をチェックする頻度は多い。

このように、業界は既に影響力の高い発信者と協力してマーケティングを行うことが効果的だと認識している。このようなマーケティング方法の効果に味をしめた発信者やブランド企業に対抗して、コンテンツクリエイターが顧客を獲得していくため、2015年にはより多くのクリエイティブで洗練されたコラボレーションが起こるだろう。


3. 「個人の属性」を探知する広告ツールが一般化

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消費者との関連性が高いコンテンツをウェブページに表示させるツール(レコメンデーションツール)は、未だ開発初期段階にある。この技術は過去にもEコマースサイト等で活用されてきた。だがそれは、Smart Insights 社が指摘するように、新たな技術の発展によって、より正確に個人の属性が特定され、再度サイト訪問を促すような広告をだすことが可能となり、今後B2Bを始めとする幅広い業界で活用されていくだろう(パーソナリゼーションツール)。

パーソナリゼーションツールとは:
ウェブページを利用者の属性、趣味嗜好などに基づき情報・広告カスタマイズするツール [詳細]

レコメンデーションツールとは:
特定のユーザーが興味を持つと思われる情報をオンラインストアでの購入履歴、参照ページ等に応じて提示するツール [詳細]

 
さらにグーグルグラス等のウェアラブル端末や、ビーコン端末によるセンサーを利用したiBeaconの活用は、顧客にその場で接触できるという企業側のニーズにピッタリな、新たなマーケティング手法となるだろう。

今後、割引のクーポンやおまけといったコンテンツのみならず、ユーザーが端末の前を通り過ぎるその瞬間に、何をしているかに沿って、魅力的な動画や関連記事などが配信されるようになるだろう。


4. 情報発信力はメディア活用力

Whispering

Bryan Kramer氏によると、2015年は「トランスメディアによる情報発信(トランスメディア・ストーリーテリング)」にマーケティングの方針が大きく動いていくと予想される。つまり、マーケターはブログやツイートのような独立した発信方法ではなく、複数メディアを縦断するように活用し、一つのストーリーを作り上げていくということだ。

Bryan Kramer氏は以下のようにコメントしている。

映画業界は、このマーケティング方法を得意としている。最新のスターウォーズ映画を例として考えてみてほしい。スターウォーズの最新作を観ることが、まるで人生の一大事のように、日常生活のいたるところで訴えかけてくる。

この概念は、複数メディアを活用した包括的マーケティングキャンペーンに転換する傾向とリンクしている。
今後はマーケティングにおいて、ソーシャルメディアやSEOを会社の組織のように別個のものとして扱うことは全く意味をなさない。すべてのチャネルが密接にからみあって結果がでる、ということだ。


5. ウェアラブル技術がマーケティング戦略の一手に

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昨年は、ウェアラブル技術が業界に及ぼす影響が議論されてきた。UXの向上・情報伝達に必須である、個人情報の収集に特化した技術として、マーケティング業界での幅広い活用が見込まれている。

例えばグーグルグラスなら、ユーザーが広告を視界にとらえたと認識されると、広告費が発生する、といった利用方法が可能だ。この技術は、オンライン広告と雑誌や掲示板等オフライン広告のギャップを埋めることができる。グーグルグラスを活用することによって、雑誌などのデジタル媒体を見ないユーザーが、広告に対して持つ印象もモニタリングすることができるのだ。

他の例では、Apple社のiBeaconなど近接通信技術を利用すると、消費者の行動や所在地に合わせた、より的確なメッセージ配信が可能となる。この技術は未だモバイル端末への対応に留まっているが、今後はウェアラブル端末への導入も容易に想像される。

Mark Schaefer氏はこう述べている。

2015年の終わり頃にはウェアラブル技術が勢いを増し、マーケティングへの応用が可能になる。

今後はこれまで幻想と言われてきた、ウェアラブル技術で収集したデータを用いたマーケティングが実現可能になっていくだろう。


終わりに

消費者は、日々大量の広告を目にしている。

顧客の注意を引くためには、革新的かつ消費者をわくわくさせるような広告を打ち出すことがとても重要だ。

数ある企業の中で頭角を表すためには、新戦術をいち早く取り入れる必要がある。
ここぞという時に成功を収めるには、WEBマーケティング担当者は常に新しい技術や手法に目を光らせておかなければならない。
時間をとって、2015年のマーケティングトレンドを調べ、戦略にどう取り入れられるか考えてみてほしい。

さて、次はあなたの番だ。2015年、他にはどんなマーケティングトレンドがみえてくるだろうか?

原文: 5 Smart Marketing Predictions for 2015 that All CMOs Should Know About
筆者:Chloe Mason Gray, 米・ニューヨーク州出身のデジタルマーケター/ライター。
KISSmetricsを始めとする Mashable, Forbes, Entrepreneur, The Daily Muse, Human Parts Medium collection 等で多数の記事を執筆中。

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