キレイなオフィス、海外へ社員旅行、外部講師を招いた勉強会…などなど
「社員満足のために何をすればいいのだろう…」
そんな悩みを持っている経営者や人事担当者の方は多くいるのでは?
しかし、社員にとって嬉しい制度や仕組みがそのまま企業の業績アップやブランディングに繫がるとは限らないからこそ、導入を躊躇してしまうこともあると思います。そこで、今回は経営者目線に立って福利厚生導入の参考になりそうな事例をご紹介します。
社員の成長第一!【スキルアップ研修、自己啓発等】
1.全社員で世界旅行
社員1人ひとりが地球と向き合って、経営理念をみんなで体験する制度。旅のゴールは、創業の地であるパタゴニア。
株式会社CRAZY (旧:UNITED STYLE)
参照:http://www.lifehacker.jp/2013/11/131121unitedstyle.html
2.専業禁止制度
会社の仕事だけではなく、副業を通じて「生きる力、活きる力」を身に付ける制度。
株式会社エンファクトリー
参照:http://enfactory.co.jp/human.html
3.スコレー研修
勤続5年ごとに、資金20万円と特別休暇10日間を取得。海外(原則)で見聞を広め、より豊かな情操を育んでもらうための制度。 ※スコレーとはギリシャ語で『スクール(精神活動や自己充実にあてるための時間)』という意味です。
株式会社キャリアデザインセンター
参照:
http://cdc.type.jp/recruit/system.html
4.ウルトラマン型勤務制度
行きたい場所ならそれは海外であってもどこでも、一時的に事務所を数ヶ月借りて仕事ができる制度。社員で交互に仕事をフォローしあいながら、普段している仕事を別の場所で行い、長い社員では1か月以上も滞在。
面白法人カヤック
参照:http://www.kayac.com/company/institution
5.無料英会話レッスン
仕事終わりに、マンツーマンでの英会話を無料で受講できる制度。
株式会社ジーケーライン
参照:http://www.gkline.co.jp/about/pressrelease.html
6.真剣に笑いを学ぶ!漫才研修
お笑い専門学校ワタナベコメディスクールの講師を招き、真剣に笑いのメカニズムを学ぶ研修制度
株式会社アップガレージ
参照:http://www.upgarage.com/diction/nanikore.html
7.タフネス強化研修
登山や野外で共同生活をして、逆境に強く、困難に立ち向かったときに自ら考え、乗り越える力を持つ社員を育てる研修
伊藤忠商事株式会社
参照:http://bizacademy.nikkei.co.jp/career/training/article.aspx?id=MMACe5000030072012
8.ITエンジニア採用・育成プログラム「geechs camp」
フィリピン・セブ島にて、6ケ月間の技術と英語の研修を受講し、未経験者・初心者から一人前のエンジニアに育て上げる制度
ギークス株式会社
参照:http://geechs.com/sp_geechscamp/
ON・OFFを効果的な切り替えてリフレッシュしてほしい!【休日休暇・勤務時間】
9.11ヶ月働いて1ヶ月休む制度
1ヶ月のまとまった休みがとれる制度。希望者が全スタッフの前でプレゼンを行い、承認されれば通常の休日とは別に、最大1ヶ月間の“インプット期間”を与える。
ワヴデザイン株式会社
参照:http://www.wab.cc/project/01_one_month_holiday/
10.週休3日ぽい制
毎週土日に加えて、毎週水曜日を「みなし勤務日」として出勤を不要に。社員はその日も勤務したものとみなし、給料も従来通りの額を支払う。
スパイシーソフト株式会社
参照:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1410/03/news084.html
11.サプライズ休暇
「誰かを本気で驚かせて喜ばせたい!」という人の平日の準備のための休暇。社内で「この人をこんな風に喜ばせたい」という プレゼンを行ってもらい、その想いがチームに伝われば休暇として認められる。
株式会社ギャプライズ
参照:http://www.gaprise.com/philosophy/surprise.html
12.GIB制度
原則社員4人以上で1泊以上の旅行に行く制度。年間最大20万円を支給。
株式会社リクルートキャリア
参照:http://www.recruit-mp.co.jp/fresh/2015/about/info/support.html
13.六時間労働制(ろくじろう)
生産性やワークライフバランスの向上を目指した「1日6時間労働」制度。昼休みをとらずに9時から15時まで働き、そこで仕事を切り上げて帰ることができる。
株式会社スタートトゥデイ
参照:http://www.starttoday.jp/?p=6658
14.POWER NAP(お昼寝)制度
昼食休憩とは別に1日15分程度のお昼寝を認めて、各社員の眠くなったタイミングで仮眠が取れるように制度化。
株式会社OKUTA
参照:http://www.okuta-family.com/
15.理美容半休
月1回、理容室・美容室で施術を受けるために休暇がとれる制度。理容院で受けられるシェービングや、美容院で受けられるネイルやヘッド スパでも取得可能。
株式会社ツナグ・ソリューションズ
参照:http://corporate.tsunagu.co.jp/work-style/index.html
女性が働きやすい環境を実現!【ダイバーシティ、ワークライフバランス等】
16.macalon(マカロン)パッケージ
女性が出産・育児を経ても働き続けられる職場環境の向上を目指し、5つの制度をパッケージ化したもの。(エフ休、妊活休暇、妊活コンシェル、キッズ在宅、キッズデイ休暇)「ママ(mama)がサイバーエージェント(CA)で長く(long)働く」という意味がある。
株式会社サイバーエージェント
参照:https://www.cyberagent.co.jp/recruit/benefits/
17.ママサポ制度
年1回子供の誕生日に30万円、子供が満4歳の誕生日を迎えるまでに計120万円を進呈し、仕事復帰をサポートする。
CROOZ株式会社
参照:http://crooz.co.jp/recruit/institution/
18.保育施設「GMO Bears」
本社内に保育施設を開設。一般の認可保育園よりも格安で利用できる他、オムツやタオルなども提供。
GMOインターネットグループ
参照:http://bears.gmo.jp/
社員は家族!健康なライフスタイルを送ってほしい【健康支援】
19.野菜支給制度
機野菜を販売しているファームと提携し、月1回全社員に野菜を配る制度。
株式会社ゆめみ
参照:http://www.yumemi.co.jp/news/press/detail/id=402
20.グラム売りダイエット
社内でダイエットを宣言したら、グラム1円から会社が「体重」を買い取る制度。
株式会社Saltworks
参照:http://saltworks.jp/company/rule/
21.24時間無料の社員食堂
社員食堂「GMO Yours」。8時から20時までは焼きたてパンと、エスプレッソマシーンによるコーヒーを味わえ、正午から14時までは、ビュッフェ形式の日替わりランチが食べ放題。お菓子やフルーツも取り放題。
GMOインターネット株式会社
参照:https://www.gmo.jp/news/article/?id=3762
22.フリービタミン制度
朝食を抜いて血糖値が下がっている人が多いエンジニアのために、バナナやオレンジ等を常備
株式会社 Eyes, JAPAN
参照:http://www.nowhere.co.jp/company/benefit/
23.常勤マッサージ師によるマッサージ
無料のマッサージルームを常設。プロのマッサージ師が症状に合ったマッサージを施します。
株式会社コロプラ
参照:http://colopl.co.jp/recruit/graduate/system.html
その他
24.社内年末ジャンボ宝くじ
毎年年末に行うイベント。社員の勤務年数と同じ数だけ、くじがあり、一等100万円5本、二等50万円10本等のチャンスがあります。
日本食研
参照:https://www.nihonshokken.co.jp/recruit2015/recruit/system03/
25.社内通貨
社内通貨cbri(シブリ)。1円=1シブリとして流通させ、コンビニでの買い物やお昼ご飯などちょっとしたお金を同僚に立て替えてもらった時に使います。
株式会社サイブリッジ
参照:http://style.cybridge.jp/rule/cbri/
独自の福利厚生を導入する効果は…?
・定着率アップ
社員のニーズに応え、満足して働ける環境を作ることが社員の帰属意識の向上に繫がります。
・企業ブランディング、採用力アップ
魅力的な制度やカルチャーは優秀な人材の獲得に繫がります。特にアメリカ・シリコンバレーなどでは、その流れが顕著です。
・生産性アップ
スキルアップ研修や自己啓発系の制度、集中して働くための仕組みの導入等が、業務の生産性アップに繫がります
・健康維持、リフレッシュ
休日休暇や社内旅行など、仕事と離れて疲れを癒したり頭を休めることを組織としてサポートすることで、社員満足に繫がります。
その他、女性支援や社員交流の円滑化など、企業の抱える課題や社員に対する考え方によって色々な効果を想定できます。
まとめ
今回挙げた事例が全て成功か否かを図る指標はありません。
しかし、少なくともこの場を含む各種メディアやブログなどで事例紹介として取り上げられるくらい、注目を集めたり、その企業の“らしさ”を表現する制度になっているからこその社員満足が得られているはずです。
ぜひ自社の企業理念やビジネスモデル、将来のビジョンなどと照らし合わせ、そして何より現場の社員の意見を汲み取った制度の導入を検討してみませんか?