この記事について
個人的には Twitter を楽しむために必須だと思う Twitter クライアントについての調査記事です。
一口に Twitter クライアントと言っても膨大な量がございますので、今回はアプリケーションベースのソフトに絞って調べました。
私が Twitter を楽しいと思えだしたのはクライアントソフトを導入してからですので、これまで Twitter の楽しさがイマイチ分からなく乗り遅れてしまった方も気に入ったクライアントで再挑戦してみてはどうでしょうか。
目次
Windows アプリケーション
MetroTwit
- .NET Framework 4 ランタイムが必要
- マルチアカウントに対応
- メニューや設定画面は全て英語
- リスト機能に対応

スタイリッシュなデザインのマルチカラムクライアント。
基本的な機能は備えているのでデザインが気に入った人にぜひ触ってみて欲しいソフト。
Seesmic Desktop
- 複数カラム表示可能な使いやすいクライアント
- マルチアカウントに対応
- メニューや設定画面は全て英語
- 多くの URL 短縮サービス、画像投稿サービスとの連携に対応している

非常に使いやすいクライアント。基本的な機能は全て備えている。メニュー等が全て英語なのが人によってはネックとなるだろう。
Tween
- Windows XP/Vista/7 (32bit/64bit)で動作
- .NET Framework 4.0 Full ランタイムが必要 (Client Profileでは動作しません)
- 複数アカウントの切り替えには非対応。
- OutPutz、Foursquare、各種 URL 短縮サービスとの連携が可能
- Growl.dll を別途インストールすることで Growl による通知が可能になる(標準のイベント通知機能も用意されている)

リスト機能に対応している。広告表示あり([×]ボタンをクリックすることにより一定時間閉じることが可能。しばらくすると再表示される)。NGワード機能は無いが、タブに振り分けルールを設定することで同等の動作を得ることができる。
ラーメン大陸
- ソフトウェアが非アクティブな状態からショートカットキーでポストウィンドウのみを呼び出すことが可能
- NG機能が充実している(NGクライアント、NGユーザー、NGワードに対応)
- リスト機能に対応
- 連携可能な外部サービスは「bit.ly」と「Read It Later」の2つ

投稿力を売りにしたクライアント。タイムラインを表示せずにポストウィンドウのみを呼び出して投稿できるのは便利。メニューや設定画面の用語・文面がユーモラスで少し意味が分かりづらいことがある。
Krile2【クルル】
- Windows XP, Windows Vista, Windows 7 で動作可能(XP では一部の機能が正しく動作しない可能性あり。作者は Windows 7 64 bit を推奨している)
- .NET Framework 4 ランタイムが必要 (Client Profile 可)
- フィルタ機能があり、細かい条件を指定してオリジナルのタイムラインを作成することが可能
- キーアサイン(キーボードの個々のキーへの記号や機能の割り当てのこと)を独自に設定可能
- 非常に高機能だが高いスペックを要求する

高機能ゆえにどこに何があるのかが分かりにくい。
キーアサインを独自に設定できるので自分なりのキーアサインを設定することが重要。
MiniTwitter
- Windows 7 / Windows XP or Vista + .NET Framework 3.5 SP1以降の環境で動作
- 複数アカウントの切り替えには非対応。
- NGワード機能あり
- イベント通知機能あり

シンプルなクライアント。NGワード機能や自分の発言を振り返るタブが用意されているのは好感触。反面、ユーザーが自分でタブを作成することはできずリスト機能に対応していないのはマイナス。
RoTwee
- かなり特殊なインターフェースをしている
- 通常のツイート、現在 iTunes で再生している曲のタイトルやその曲に関するコメントを書き込める機能がある
- さらにこのソフト特有の「現在の回転数」という値をツイートする機能がある

かなり特殊な用途に限定されたクライアント。タイムラインは全員表示の最も基本的なタイムラインのみの表示で絞り込み表示などには対応していない。文字も小さくて読みづらくメインのクライアントにするのは難しそう。
冬たいが~
- Windows XP、Vista、7で動作
- .Net Framework 4.0 Client Profile が必要
- UserStreamに対応し、リアルタイムにツイートを取得
- サイドパネルで情報を抽出。選択したユーザーの発言や会話の流れを簡単に確認できる
- 文末の「w」だけを非表示にしてくれる「芝刈り」機能あり
- Pixiv、TwitPic、Twitter画像投稿との連携が可能

メニューアイコンがパッと見で分かりづらく、覚えるまでは少々不便な印象。リスト機能には非対応なのが残念。「芝刈り」機能は文末のもののみで、「~wwww~」とスペースを開けずに文章が続くとそのまま表示されてしまう。
MoFooter
- Windows XP以降で動作
- ランタイムを入れることにより Windows 95や Linux上の Wine(1.2以降) でも動作(Windows NT 4.0不可)
- Tween をベースにしたインターフェイスでショートカットがほぼ同じ
- リスト機能に対応
- フィルタ機能あり

Tween ライクな軽量クライアント。
前準備をすることで多くのマシン環境に対応することが可能。
しろくま2号Adv(高機能版)
- 最大5本のタイムラインを表示可能
- マルチアカウントに対応
- 時間指定によるツイート予約機能あり
- 機械翻訳に対応
- マクロ機能を搭載
- リスト機能に対応

ソフト名通りの高機能さを持つクライアント。
メニューアイコンが小さすぎて見づらいので最初は苦労すると思われる。
詳しいことは分からないが証券業界の人に便利な機能が搭載されているらしい。
TweetWenty
- .NET Framework 4 ランタイムが必要
- ハッシュタグ切り替え、Streaming 、タブ、マルチカラム、マルチアカウントに対応
- twitter.com で設定している背景画像を読み込んで表示してくれる
- フォルダ機能でタイムラインを自由に作成することができる
- リスト機能に対応

フォルダ機能が特徴的なクライアント。タイムラインを自由に作成して条件を保存しておけるのは便利。ユーザーが設定している背景画像を読み込んでくれるのは目立たないが面白い機能だと思った。
Tweet Recorder
- JRE 1.6 上で動作する Java アプリケーション
- パッケージ販売されている Twitter クライアントだが、クライアント自体は無料で使用できる
- サーバー連携機能を利用するとクライアントを起動していない間に流れたツイートも取得することが可能(サーバー連携機能は有料)
- リスト機能に対応
世界初となるパッケージ販売されているクライアント。とは言ってもクライアント自体は無料で使用が可能。有料なのはサーバー連携機能部分で、クライアント自体が持っている機能だけを見てみると他の無料クライアントと差はない。サーバー連携機能に魅力を感じるなら。
ScenicTweet
- Windows XP、Vista で作者による動作確認済み
- .NET Framework 4 ランタイムが必要
- タイムラインの表示方法がユニーク
- リスト機能に対応
「視覚的に楽しめるようなクライアントを目指して開発」されたクライアント。他のクライアントと同じように表示することももちろん可能。リスト機能に対応しているが元のタイムラインに戻るためにいちいち設定画面を開いて操作する必要があり、気軽に使えるとは言いづらい。
mippip2
- .NET Framework 3.5 ランタイムが必要
- 特徴的な GUI
基本的な機能は備えたクライアント。フォントが特徴的すぎて読みにくいのが難点。下のメニューがアイコンのみで表示されていてテキストが無いので、分かりづらいアイコンは実際にクリックして動作を確認するという作業が必要。GUI にオリジナリティを求めたがゆえに使いにくくなってしまっている印象。
Sumitter
- Windows XP、Vista、7 で作者による動作確認済み
- .NET Framework 4 ランタイムが必要
- 透過ウインドウでどこにでも設置できる
- マウスジェスチャに対応
- グループ分け機能あり

Twitter 公式のリスト機能には対応していないが、クライアント自身が有しているグループ分け機能で同等の操作が可能。マウスジェスチャによる操作がメインなので慣れるまではかなり使いにくい。
Console Twitter
- Windows 2000, XP, Vista, 7 で動作可能
- .NET Framework 3.5 ランタイムが必要
- コンソールベースのクライアント
- 各種機能はコマンド打ち込みにて動作

コンソールベースで文字が読みやすい。
各種操作コマンドは同梱の ReadMe ファイルに記載されている。
Adobe AIR
SOICHA AIR
- 各種クラウドサービスとの連携が可能
- Evernote クリッピング機能によりワンクリックで Evernote にタイムラインやツイートをクリップすることが可能
- タイムライン上の日付をクリックすることで Google カレンダーへの予定登録が可能
- Instapaper と連携可能
- Twitlonger 連携により 140 文字以上の長文を投稿可能。その際のタイムライン上には短縮 URL が表示される
- ツイートの日本語翻訳機能あり(翻訳精度は Google 翻訳に従う)
- ミュート機能で各種 NG 設定(ユーザー名、クライアント名、ワード)が可能
- マルチアカウントに対応
- リスト機能に対応

外部サービスとの連携が強力なクライアント。他にはない Evernote や Google カレンダーとの連携が決め手になる人も多いはず。リスト機能や NG 機能にも対応しており弱点らしい弱点は見当たらない。
ツイタマ
- Web ブラウザのようなインターフェース
- 外部 Web サービスとの連携が強力(各種 URL 短縮サービス、各種画像投稿サービス、TwitLonger)
- Google 翻訳に対応、ツイートを右クリックしての翻訳が可能
- NG 機能で各種 NG 設定(ユーザー名、クライアント名、ワード)が可能
- マルチアカウントに対応
- リスト機能に対応

高機能なのに使いやすいのが素晴らしいクライアント。日本語で細かく説明してくれているので各種設定で迷うことは少ないはず。ヘルプも充実していて文句なしにお薦めできる。
TweetDeck
- Windows XP 以降、Mac OS X 10.6 以降で動作
- メニューや設定画面は全て英語
- マルチアカウントに対応
- 複数個のアカウントで同じツイートを同時に投稿できる
- フィルター機能搭載
- リスト機能に対応

私が欲しいと思う機能は全て搭載されていた。
人によってはカラムの操作に違和感があるかもしれない。トータルで見れば文句なしにお薦め。
SoraUsagi
- ツイートを1行で表示するので多くの情報を処理できる
- 外部サービス「Read It Later」「Instapaper」「goo.gl」「bit.ly」「Lingr」と連携可能
- フィルター機能ではかなり詳細に条件を指定することができる
- ショートカットキー設定が可能
- リスト機能に対応

オプション設定が豊富で、ショートカットキー設定はおそらく全ての機能に設定することが可能。フィルター機能はかなり詳細に記述できる。タイムラインのタブ分けができないのが難点。
Saezuri
- 禁止ワードを設定することが可能
- スキンを5種類の中から選択可能
- リスト機能に対応
- ダイレクトメッセージ周りの動作に問題が起こる可能性がある

ダイレクトメッセージ周りの不具合はかなり昔から報告されているが現在でも修正はされていない様子。一応対処法も紹介されているが完全ではなく、直らない場合も多い。ダイレクトメッセージ機能を頻繁に利用する方は要注意。
twhirl
- Windows (2000/XP/Vista/Win7)、Mac OS X で動作
- メニューや設定画面は全て英語
- yfrog や各種 URL 短縮サービスと連携可能

メニュー部分のアイコンが小さく操作しづらいのが大きなマイナス。
リスト機能、NGワード機能にも非対応。
Spaz
- メニューや設定画面は全て英語
- Control キーと数字キーでのタブ切り替えが可能
- リスト機能に対応

インターフェースがオシャレなクライアント。
オプション設定が豊富で細かい設定ができる。
フィルター機能や NG 機能が搭載されていないのが残念。
DestroyTwitter
- メニューや設定画面は全て英語
- テーマを外部ファイルで変更可能
- TimeLine、Mentions、Direct Message、Search の4つのタブしかなく、ユーザーが作成することはできない
- フィルター機能があり、NG ワードを登録できるが日本語には非対応

[Stream] – [Font] を “default (Interstate Regular)” から “system (Hrlvetica, Arial, unicode)” に変更しないと日本語ツイートの表示ができないので注意。
タブがデフォルトの4つ以上増やせないのがネック。