Salesforceとエクセルを連携するメリット・おすすめツール紹介

Salesforceは使用する企業に合わせて営業に関連する業務を効率化し、顧客と良好な関係構築を行うためのCRM/SFA(CRM=顧客管理、SFA=営業支援)ツールとして、世界No.1のシェアを持つクラウド型のシステムです。

Salesforceは、単体で活用しても充分に業務の効率化を図ることができますが、Excel(エクセル)と組み合わせると、さらなる利点が生まれます。

本稿では、SalesforceとExcelの連携メリットと、連携方法にはどのようなものがあるのかをご紹介します。

SalesforceとExcelを連携するメリット

まずは、SalesforceとExcelを連携することによってどのような課題を解決できるのかという点をご説明します。

SalesforceとExcelを連携する必要性

マーケティングに大いに役立つSalesforceですが、データを一件ずつ開いて更新する必要がある点は難点ともいえます。

顧客や案件を多く抱えている企業では、この作業に非常に手間がかかるため、以下のような課題を抱えてしまうことも。

  • データを各顧客/案件ごとにしか把握できず、全体を見ることができない
  • データの更新を各顧客/案件ごとに行う必要がある
  • オフライン時に操作ができない

こうした問題に対して、SalesforceのデータをCSV形式でエクスポートしてExcelで確認し、逆にExcelからCSV形式でインポートするという方法がありますが、これもまた非常に手間のかかるものです。

そんな問題を解決するのが、今回ご紹介するSalesforceとExcelを連携するツールです。

なお、Salesforceとスプレットシートの連携について書いた記事もあります。詳しくは「Salesforce・Googleスプレッドシート連携方法と便利機能紹介」をご覧ください。

SalesforceとExcelの連携ツールを使うメリット

SalesforceとExcelの連携ツールを使うと、以下のようなメリットがあります。

営業担当がExcelから複数のデータを簡単かつ一気に更新できる

Excelで自分が担当している顧客情報や案件内容を一覧できます。簡単な操作で更新できるので、Salesforceの更新にかかる時間を削減できます。

管理職が顧客情報や案件内容を直接確認できる

Salesforceの画面は顧客情報や案件内容を一覧で確認できないため、担当者が管理職への報告用にExcelを書き出して提出している企業も多くあります。SalesforceとExcelを連携すれば管理職がExcelからSalesforceの内容を直接見ることができるため、部下の仕事の工数削減につながります。

オフラインでもデータの更新ができる

移動中などでSalesforceにアクセスができないときでも、Excelで更新を行い、オンラインになったときにSalesforceに反映することが可能なツールもあります。

こういったツールを使えば、ネットワークの状況を気にすることなく作業を進めることができます。 

SalesforceとExcelを連携する方法

SalesforceとExcelを連携させるツールは多くの企業からリリースされています。

ここでは具体的に4つのツールを例にあげて、特徴や連携方法をご紹介します。

VyNDEX(ヴァインデックス)

(画像引用元:VyNDEX Webサイト

価格(税抜)1ユーザーあたり980円/月
*14日間無料トライアルあり
提供企業ウイングアーク1st株式会社
システムタイプExcelアドイン
機能の特徴・ExcelからSalesforceデータの一括編集
・更新が可能
・Excel上のユーザーインターフェースをそのまま使用可能
・Excelのアドインなので、1度インストールすれば複雑な設定不要
利用方法■購入方法1:
トライアルを利用してから購入する
・14日間トライアルのダウンロードを行い、Excelアドインをインストールダウンロードページ
・ExcelにVyNDEXタブができるので、タブから「ライセンス購入」ボタンをクリックして購入

■購入方法2:
Salesforce AppExchangeから購入する
・Salesforce AppExchangeから購入してダウンロードし、Excelアドインをインストールダウンロードページ

■購入方法3:
見積もりを取って購入する
・問い合わせを行い、個別見積もりを依頼する上記の手続き後、以下の手順で使用開始
1. インストールを行うとExcel上にVyNDEXタブができるので、タブ上のメニューからSalesforceにログイン
2. Excel上に取得したいデータを選択
3. Excel上で更新作業を実施
4. 「書き込み」ボタンでSalesforceを更新

VyNDEXはExcelのアドインとして、個々のPCにインストールするタイプのツールです。インストールに複雑な手順はありません。1ユーザーあたりの月額もリーズナブルな価格で提供されています。

ExcelからSalesforceにログインする形で使うため、Excelのユーザーインターフェースの活用が可能です。

使用人数が少なく、小規模・低価格で連携を始めたい方や、オフラインでも作業がしたい方におすすめのツールです。

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CData Excel Add-in for Salesforce

(画像引用元:CData Webサイト

価格(税抜)1企業につき1ライセンスは、1年間サブスクリプションが無料

Perpetual License(買い切り型):
1ユーザーあたり35,000円/月額

Team License:5ユーザーあたり140,000円/年
提供企業CData Software
システムタイプExcelアドイン
機能の特徴・ExcelからSalesforceデータの一括編集
・更新が可能
・Excel上のユーザーインターフェースをそのまま使用可能
・Excelのアドインなので、1度インストールすれば複雑な設定不要
・Excelからリアルタイムにデータ更新が可能
・英語版のみ
利用方法1. ダウンロードページよりモジュールをダウンロードダウンロードページ
2. exeファイルをダブルクリックしてインストール
(インストーラが起動します)
3. インストールを行うとExcel上にCDataタブができるため、タブ上のメニューからSalesforceにログイン
4. Excel上に取得したいデータを選択
5. Excel上で更新作業を実施(入力でリアルタイムにSalesforce側が更新)

CData ExcelはExcelのアドインとして、個々のPCにインストールするタイプのツールです。

こちらもインストールは簡単でExcelのユーザーインターフェースをそのまま活用できますが、Salesforceとの連携がリアルタイムに行われる点が大きな特徴です。

1ライセンスであれば、1年間のサブスクリプションは無料となっています。

使用人数が少なく、小規模・低価格で連携を始めたいという方や、Salesforceへのデータ更新のリアルタイム性を求める方にはおすすめのツールです。

らくらくExcel

(画像引用元:OPPOARTS Webサイト

価格(税抜)クラウド帳票サービスOPROARTSのBusinessプラン以上の機能の一部として提供
Businessプラン:
初期費用200,000円
月額費用100,000円

Enterprise Plusプラン:
初期費用700,000円
月額費用380,000円

Private Plusプラン:
初期費用2,000,000円
月額費用600,000円
*1ヶ月間無料トライアルあり
提供企業株式会社オプロ
システムタイプクラウド型(帳票サービス)+Excelアドイン
機能の特徴・OPROARTSの利用が前提
・ExcelからSalesforceデータの一括編集
・更新が可能
・Excel上のユーザーインターフェースをそのまま使用可能
・親子関係を持つ複数のレコードを一括で更新するのが得意
利用方法1. OPROARTS Businessプラン以上を契約、設定
2. Excelの「挿入」>「アドインを入手」から「OPROARTS-D³Worker Bridge」をインストール
3. OPROARTS D3Workerより必要な設定を行う(「配送サービス」「エンベロープ」「ワーク」と呼ばれるものを作成)
4. Excel側で更新するデータを設定
5. OPROARTS D3WorkerよりSalesforceにデータを送信

らくらくExcelはExcelのアドインですが、オプロ社から提供されているクラウド帳票サービス「OPROARTS」の一部として機能するので、OPROARTSのBusinessプラン以上の契約が必要となります。

Excelのユーザーインターフェース、特に親子関係を持つ複雑な複数のレコードを一括更新するのが得意です。

OPROARTS D3Workerというシステム上での設定とExcelでの更新データ作成の両方が必要であるため、すでにOPROARTSユーザーであり、複雑な帳票をExcelから連携させたい方にはおすすめです。

RaySheet

(画像引用元:RayKit Webサイト

価格(税抜)1ユーザーあたり1,500円/月
最低契約期間:1年間
*30日間無料トライアルあり
提供企業グレープシティ株式会社
システムタイプSalesforceのAppExchangeから導入するアプリ
機能の特徴・Salesforceを直接編集するアプリで、Excelライクなユーザーインターフェースを持つ
※Excel連携ではない

・Excel的な見た目でありながら、一画面に複数の一覧表示や一覧と明細の同時表示など柔軟な設定が可能
利用方法1. Salesforceにログインし、AppExchangeにアクセス
2. 「RaySheet」を選択し、インストール
3. Salesforce画面にRaySheetのメニューができ、RaySheetのUI上からSalesforceを扱うことができる

RaySheetは、厳密にはSalesforceとExcelの連携ツールではありません。Salesforceに組み込むアプリで、Excelのようなユーザーインターフェースを提供するものです。

Excelそのものを使うことに大きなこだわりがなく、見た目や操作性のみ改善したいということであれば、Salesforceと完全に同期して使うことができます。

常にSalesforceに接続して使用することができ、オフライン使用のニーズがなく、柔軟な画面表示を求めている方に向いているツールです。

連携ツール比較まとめ  

SalesforceとExcelを連携させるツール(またはそれと似た効果のあるツール)を総合的にまとめると以下のようになります。

製品VyNDEXCData Excel Add-in for SalesforceらくらくExcelRaySheet
※Excel連携ではなくExcel的なUIを提供
料金
(税抜)
1ユーザーあたり
980円/月額
1企業につき1ライセンスは、1年間サブスクリプションが無料

Perpetual License(買い切り型):
1ユーザーあたり35,000円/月

Team License:5ユーザーあたり140,000円/年
クラウド帳票サービスOPROARTSのBusinessプラン以上の機能の一部として提供

Businessプラン:
・初期費用200,000円
・月額費用100,000円

Enterprise Plusプラン:
・初期費用700,000円
・月額費用380,000円

Private Plusプラン:
・初期費用2,000,000円
・月額費用600,000円
1ユーザーあたり
1,500円/月
トライアル14日間1ユーザー1年間1ヶ月30日間
システムExcelアドインExcelアドインOPPOARTS(クラウド帳票サービス)

Excelアドイン
Salesforceアプリ
日本語対応
(メニューは英語)
更新タイミング書き込みボタンにて更新入力と同期送信ボタンにて更新入力と同期
こんな方におすすめ・使用人数:少
・小規模
・低価格
・オフライン作業がしたい
・使用人数:少
・小規模
・低価格
・データ更新のリアルタイム性を求める
・OPROARTS ユーザー
・複雑なExcel帳票の連携が必要
・Salesforceの見た目や操作性のみ改善したい
・Excel自体の使用は必須でない

以上のように、それぞれ目的は同じでも、ツールによって提供される機能に違いがあります。

自社のニーズをしっかり把握し、トライアルなどを活用しながら要件に合ったツールを選びましょう。

なお、Salesforceの基本的な機能については、「【図解】Salesforce(セールスフォース)はこう使う〜その導入と基本的な使い方を解説」をご覧ください。

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