サインと印鑑

2013年8月16日

日本では個人や法人に関わらず、契約書や領収書などほとんどすべての場合において、印鑑が使用されます。一方、欧米諸国ではサイン(署名)が使用されます。 日本でも、欧米諸国のようにサインが使用される場合があり、ビジネス上の契約書としてはサインでも有効な契約書として認められます。

サインと印鑑を比較した場合、サインのメリットは印鑑のように持ち歩く必要もなく、ペンが一つあればその場ですぐにできてしまう、という手軽さでしょう。しかし、デメリットとしてサインを偽造される問題があります。その点、印鑑はサインに比べて偽造されにくいと言えます。

印鑑には、主に以下のような種類があります。

○ 実印(個人)
市区町村の役所に印鑑登録の申請をしている印鑑のことをいいます。実印は重要な印鑑であり、法律上・社会上の権利・義務の発生を伴うため、他の印鑑との併用をさけた方が良いでしょう。

○ 銀行印(個人)
銀行の口座開設や定期預金・普通預金の金銭関係に使用します。

○ 認印(個人)
印鑑登録をしていない印鑑で、印鑑証明が必要でない書類作成や一般事務等に使用します。

○ 訂正印(個人)
帳簿や伝票などに記入した文字の誤りを訂正する場合に使用します。大きさは、通常5~6ミリ丸や小判型などが使われます。

○ 会社の実印(法人)
「代表者印」とも言われ、本店所在地の法務局へ届け出て使用する印鑑です。

○ 会社の銀行印(法人)
会社(個人事業の場合は個人)が銀行へ届け出て使用する印鑑です。手形や小切手を振り出すときに使います。

○ 役職印(法人)
役職名が入った印鑑です。社内文書など、さまざまな場面にご使用されます。

○ 角印(法人)
会社名を示す四角形の印鑑です。「会社の認印」として契約書や請求書、領収書等などに使用されます。

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